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愛知県生まれ、4歳でピアノを始める。北海道ショパン学生ピアノコンクール銀賞等の数々の賞を受賞。17歳の時に渡英、パーセル・スクールにて学ぶ。エリザベス皇太后全額給費奨学金を受け、英国王立音楽大学に入学。チャペルゴールドメダルノーリス賞など数多くの賞を受賞し最優秀の成績で同大学を卒業、学士号(B.Mus.)を得る。英国リーズ大学にて栄誉(Distinction)を受けて修士号(M.Mus.)を取得。英国政府からORS全額給費奨学金を受け、同大学の博士課程にて、演奏家としての視点から英国作曲家、ジョン・アイアランドの研究を行い、2009年、哲学博士号(Ph.D.)を取得。ゲン財団(ロンドン)等に音楽活動、研究の助成を受ける。

第21回ブラント国際ピアノコンクール(イギリス)第2位、第26回フィナーレ・リグレ国際音楽コンクール(イタリア)・ピアノ部門第2位(1位なし)を受賞。ピアノを柴田千賀子、大楽勝美、アンジェイ・エスターハージー(ゲインリッヒ・ネイガウスの弟子)、ファニー・ウォーターマン、故ベンジャミン・カプランに師事。又、マレー・ペライア、ピーター・ヤブロンスキーなどのピアニストにアドヴァイスを受ける。室内楽を故ウィリアム・プリース、チリンギリアン弦楽四重奏団のリーダーであるレヴォン・チリンギリアンに学ぶ。

これまでにオーケストラとの共演、ソロリサイタル、室内楽のコンサート、英国王室のための御前演奏等をセント・ジョーンズ・スミス・スクウェア等のイギリス及び欧州各地の由緒ある演奏会場にて行う。共演者にはヴァイオリン奏者、ニコラ・ベネデッティ等の著名な音楽家を含み、又、CD録音に際しての伴奏、曲目解説を英国・ドイエンレーベルから依頼される。2006年からはユーフォニアム奏者、深石宗太郎とデュオを組み、ヨーロッパ各地で演奏を行っており、録音がドイエンからリリースされた。フィリップ・ウィルビー等の現代作曲家との交流も多く、英国作曲家、マイケル・スペンサーからピアノ作品「Orion Amok」を献呈される。

2004年の英国ヨーク、サー・ジャック・ライオンズ・ホールで行われたベートーベンピアノ協奏曲第3番の演奏は、「とても鮮やか且つ努力の必要性を全く感じさせない技巧を持った、洗練された音楽家」、「ベートーベンの作品の演奏の多くに失われがちな、構成力と和声感を伴った演奏」と好評を博し、その表情豊かで理知的な演奏は多方面より高く評価されている。

又、後進の指導にもあたり、2003年から2008年の間、リーズ大学音楽学部ピアノ科講師を務める。2005年、2007年、英国リーズ・リーダー(声楽の音楽祭)のクラシカルアクト公式伴奏者。2008年に、教え子の演奏が英国BBCのラジオ3にて放送され、その指導力には定評がある。

2008年より活動拠点を英国より日本に移す。2011年には第1回日本アセアン青少年音楽コンクール(マレーシア大会)の審査員として招待される。

2016年、ヨーロッパピアノ協会から特別優秀指導者賞を受賞。

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